至急での会社設立

一昨日にお急ぎで会社設立をしたいとのお問合せがあり、

その日にお打ち合わせ、書類作成を進め、

本日公証人の定款認証を受けることができ、即日登記申請をしました。

後は法務局の書類審査がスムーズに行けば、1週間程度で完了の見込みとなります。

 

今回は、

・たまたまご相談当日に私のスケジュールが空いており、直ぐにお打ち合わせが出来た

・依頼人の方が会社の商号や事業目的等の必要事項を既に具体的に検討されておられた

・株主も役員も1名でシンプルな内容であった

・印鑑証明書の準備、会社実印作成、資本金の出資作業も直ぐに対応頂けた

・公証人の先生に少々無理をお願いすることになってしまいましたが、確認、

 日程調整など非常に迅速に対応頂けた

 

などの条件が揃っていたため、最初の相談から2日で登記申請と、非常に早く対応ができましたが、

一般的には、相談から登記完了まで1カ月~1カ月半程かけるケースが多いです。

 

会社の種類・商号や株主、役員構成など、会社にとって重要な事項になりますので、

あまり急いで決めてしまうよりも、

充分に時間をかけて良く検討して頂くのが良いと思いますし、

私としてもあまりに急ぎの案件となると、どうしても丁寧なご説明が難しくなったり、

ミスが出やすくなってしまう可能性もあるので、

できるだけ余裕をもってご相談頂けるとありがたいです。

 

尚、会社の設立登記については、他の案件よりも優先して法務局の処理を進める方針のようで、

申請から完了までの期間は他の案件よりも1~2日早いような印象です。

また、スーパーファストトラックといって、

原則登記申請から24時間以内に処理が完了する仕組みがありますが、

諸条件を満たす必要があり、特に全ての書類に電子署名をする必要があるなど、

現時点ではまだ少しハードルが高い印象です。


それから、登記手続き全般についてですが、「いついつまでに必ず登記完了させる」ことを条件とした

ご依頼は、お引受けすることが出来ません。

もちろん、お急ぎのご事情をお聞きした場合は、できるだけご期待に添えるよう、

迅速な対応をさせて頂くように努力させて頂きますが、

例えば会社設立のケースだと

・必要事項の検討、決定に必要な時間

・関係者の書類への押印や印鑑証明の手配、会社実印の作成作業に必要な時間

・公証人のスケジュールの込み具合

・法務局の事務処理やオンライン申請システムの運用状況

・その他予測が難しいような事情の発生

 

など、当事務所の作業以外の要因も非常に多いため、

どうしても、「もし全てスムーズに進めば、恐らくこれぐらいの日数で完了の見込みです。

できるだけご期待に添えるよう努力します。」というお返事になってしまいます。

この点予めご理解いただけますと大変ありがたいです。

 

 


 

 

 

 

2022年09月07日